不動産コラム~不動産を購入するか迷った時の決断方法とは?~
今から不動産を購入する方や、不動産を購入した方も必ず経験するであろう「購入するか否か」という事ですが、購入するか否かの決断方法があるって知ってましたか?
今回のコラムでは、その決断方法について解説していきます。
不動産の3つの要素
その3要素とは「立地(場所)・建物・お金」の3つです。この3要素を1つずつ解説していきます。
【立地(場所)】
まず、動産というのは動かせるものなので、動産と言われます。反対に、動かすことが出来ないものを「不」動産と言います。
現在住んでいる賃貸物件や実家、今後購入するマイホームもその場所から動かすことが出来ませんよね。
その為、不動産というの物はどの場所に存在しているか?という事がとても重要になってきます。
駅から近い不動産や人気の学校区の不動産、街の中心部等は人気があるので、坪単価が高くなります。
反対に、駅から遠い不動産、街から外れている不動産は坪単価が安くなります。
例外はありますが、この坪単価は今までの需要と供給で決まっており急に変動するような事はありません。
例えば、50坪の土地を購入する場合で坪単価が30万円のケースと坪単価が15万円のケースでは、購入金額にどのくらいの差があるでしょうか?
①50坪×30万円=1500万円②50坪×15万円=750万円 なんと750万円もの差がでます。
同じ50坪の土地でも立地が変わるだけでこのような金額の差が出ます。
【建物】
まず、建物とは、注文住宅・建売住宅・中古住宅の3つ種類があります。
お金がかかる順番は①注文住宅②建売住宅③中古住宅となります。
当たり前のことですが中古より新築が高額になり、新築の中でも既に建っているものより今から建てる方が高額になります。
新築という枠組みの中でも大手ハウスメーカー、中堅ハウスメーカー、町の工務店等といった、価格差もあります。
良い物を購入しようと思うと、必然的に金額も上がってきます。
建物面積が30坪の不動産を購入する場合で先程と同じように比較をすると
①注文住宅の場合は30坪×建築坪単価70万円=2100万円
②建売住宅の場合は30坪×建築坪単価50万円=1500万円
③中古住宅の場合は30坪×建築坪単価30万円=900万円
というように金額の差が出てきます。
さらに注文住宅の中で比較をすると
①大手ハウスメーカーの場合30坪×建築坪単価1100万円=3300万円
②中堅ハウスメーカーの場合30坪×建築坪単価80万円=2400万円
③町の工務店の場合30坪×建築坪単価60万円=1800万円
というように注文住宅の中でもこんなに価格の差が出てきます。
【お金】
最後はお金ですが、今の仕組みでは何かを購入する時は必ずお金を支払いますよね?
さらに良いものを購入しようとすると金額が高くなっていきます。不動産も全く同じで、良い場所で良い建物を購入しようと思うとそれなりのお金が必要です。
よく、掘出し物件を探して欲しいと言われますが断言できます!『掘り出し物件はありません!』
不動産に安かろう良かろうは存在しません。良い場所の不動産は高くなり、良い建物も高くなります。金額を抑えながら、良い不動産を購入しようと思うから決断することが難しいのです。
条件から決断する方法
不動産を購入する鉄則は【希望条件の7割を超えていたら購入すること】です。
もちろん、すべての条件みたす不動産と出会うことが出来れば一番良いですが、かなり難しいです。
今からはその7割をどうすれば知ることが出来るか?という事について説明していきます。
〇×△の定義
〇:条件に当てはまっている
×:当てはまってない
△:完ぺきとは言えないがぼちぼち当てはまっている
この表は、黄色部分に当てはまる場合は購入しないと後悔する物件と言われており、青色部分については購入すると後悔するため購入したらいけません。
この表の使い方
①自身の希望条件をこの表に当てはめていく
②物件選びの際に〇×△で判断していく
以上の2つだけなので、とても簡単かつ可視化出来るようになってます。
この方法で10件~15件程で購入することが出来なかった場合は、「建物の質を見直すか、場所を変更するか、お金を上げるか」といった条件を見直す必要があります。
(株)萬屋では、お客様の条件整理のお手伝いも承っております。倉敷で不動産を探している場合はお気軽にご相談ください。