◇不動産コラム◇知られていない住宅ローンの真実◇
~住宅ローンが借りられないことがあるって本当?~
住宅ローンは必ずしも誰でも借りられるわけではありません。借りられない主な原因として、以下の3つが挙げられます。
1.信用情報(ブラックリスト)
「信用情報」という言葉を聞くと、何だろう?と戸惑う方も多いかもしれませんが、「ブラックリスト」という表現ならご存知かもしれません。
信用情報は、クレジットカードの支払い履歴や分割払いの取引などの情報です。
支払いがきちんとできている方もいれば、延滞が多くお金にルーズな人と見なされてしまう方もいます。
延滞や滞納が続くと、信用力に影響が出て住宅ローンを借りられなくなる場合があります。
過去の自己破産も信用情報に含まれます。住宅ローンは最長35年(420か月)という長期間の返済計画です。
短期のローンでの支払いが難しい人には、長期の住宅ローンは厳しいと言えるでしょう。
2.健康上の問題
住宅ローンを借りる際に「団体信用生命保険」に加入する必要があるため、健康状態が重要です。
過去に癌や脳、心臓の病気を経験したことがある場合、審査で問題になることもあります。
3.返済比率が適合していない
返済比率とは、年収(共同借入の場合は合算年収)に対する借入額の割合で、支払い能力を判断するものです。
特に現在の借入が重要なポイントで、たとえば「カーローン」を利用している場合、その返済額が収入から差し引かれます。
例として、年収600万円の方が毎月2万円のカーローンを返済しているとすれば、
年収から年間24万円を差し引いた576万円がローンの審査基準となります。
他のローンがあると、住宅ローンの借入額が減り、希望する物件が購入できなくなる恐れがあります。
最後に 住宅ローンは簡単に借りられるものと思われがちですが、実はそうではありません。
過去の信用情報や現在の収入、健康状態など、さまざまな要素が審査に影響します。
住まいるエージェント(株)萬屋では、お客様ごとに資金計画をサポートしています。住宅ローンに関する悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。