◇不動産相続コラム◇相続登記、気が重いのはあなただけじゃない
初回更新日:2026年6月25日
相続登記という言葉を聞くだけで、 胸のあたりがずしっと重くなる。
そんな方は本当に多いです。
「やらなきゃいけないのは分かっている」 「でも、どこから手をつければいいのか分からない」 「時間も気力も必要で、つい後回しにしてしまう」
これは特別なことではなく、 相続に関わる多くの方が感じている“ごく自然な反応”です。
実際、法務省が2023年に行った調査では、 相続登記の義務化を「知らなかった」と答えた人が27%いました。
つまり、相続のことに向き合うのが難しい、 つい後回しにしてしまう――これは決して少数派ではありません。
■ 1代前を終えたら、4代前の名義が残っていた
地方では特に、 「父の名義を整理しようとしたら、ご先祖の名義のままの土地があった」 というケースが珍しくありません。
農家や古い家の場合、 土地が代々受け継がれてきた歴史があり、 名義がそのままになっていることも多いからです。
登記簿を開くと、 見覚えのある名前、もう会ったことのない名前、 遠い親戚の名前が並んでいることもあります。
その瞬間、 「これは時間がかかりそうだな…」 と気持ちが重くなるのも無理はありません。
■ “何をしたらいいか”は分かっている。
でも、時間とお金と人間関係の調整が本当に大変 相続登記の流れ自体は、調べればある程度イメージできます。
ただ、実際に動こうとすると、
・戸籍を集めるための時間
・必要書類の準備にかかる手間
・相続人同士の連絡や調整
こうした“現実的な負担”がのしかかってきます。
特に地方では、 相続人が全国に散らばっていたり、 長く連絡を取っていない親戚がいたり、 「誰にどう声をかければいいのか」から悩むこともあります。
手続きそのものより、 人間関係の調整にエネルギーが必要になる という声はとても多いです。
■ 農家や地方の家ほど、事情が複雑になりやすい
都市部のマンションとは違い、 地方の家や農地は、土地が広く、区画が細かく分かれていることがあります。
・家は父名義
・畑は祖父名義
・山林は叔父名義
・細い道だけ別の親族名義
こんなケースも珍しくありません。
「どこから手をつければいいのか分からない」 という気持ちになるのは当然です。
■ まずは“現状を知る”だけでも前に進む
相続登記は、いきなり全部を片づける必要はありません。 まずは、
・どの土地があるのか
・名義がどうなっているのか
・関係者が誰なのか
この“現状の把握”だけでも十分な一歩です。
相続登記の手続きはケースによって必要な対応が異なるため、 このコラムではあくまで一般的な考え方にとどめています。
実際に動く際には、状況に応じて専門家へ確認すると安心です。
大切なのは、 「全部やらなきゃ」ではなく「まずは状況を知る」 という軽い一歩でいいということ。
■ まとめ:相続登記が重く感じるのは、あなただけじゃない
相続登記は、書類の問題だけではなく、 “気持ちの負担”が大きい手続きです。
特に地方の農家や古い家では、 世代をまたいだ名義や広い土地が絡み、 気が重くなるのは自然なことです。
焦らなくて大丈夫。 まずは現状を整理して、 「どこから」「どのくらいのペースで」向き合うかを決めるだけで、 気持ちはずいぶん軽くなります。



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