◇不動産相続コラム◇🏡県外で相続した実家を放置するとどうなる?固定資産税・劣化・管理負担から考える最適な向き合い方
最新更新日:2026年1月26日
思い入れに寄り添いながら考える、固定資産税と長期放置の現実
相続した家が県外にあると、
- 「思い出があるから手放しづらい」
- 「親が大切にしていた家だから、すぐに決断できない」
と感じる方は多くいらっしゃいます。
実家には家族の記憶が詰まっており、簡単に割り切れないお気持ちは当然です。
しかし、気持ちとは別に、長期間の放置によって負担が増えていく現実も存在します。
ここでは、思い入れに寄り添いながら、放置による金銭的な影響を整理していきます。
🔶 ① 固定資産税を払い続けることで“将来に使えるお金”が失われる
たとえば、固定資産税が年間8万円の家を10年間放置した場合、合計80万円を支払うことになります。
この80万円は本来、
- お子様の学費
- 車の買い替え
- 家族旅行
- 老後資金
- 住宅ローンの繰り上げ返済
など、未来のために使えるお金だったはずです。
さらに、建物の劣化が進み「住宅用地の特例」が外れると、固定資産税は確実に上がります。
放置期間が長くなるほど、支出は増え続けます。
🔶 ② 劣化が進むと、解体しなければ買い手がつかないケースが増える
誰も住まない家は、想像以上に早く傷みます。
- 雨漏り
- カビ
- シロアリ
- 外壁の破損
こうした劣化が進むと、建物としての価値がほとんど残らず、解体して更地にしなければ売れない状態になることも珍しくありません。
つまり、**「売るために解体が必須になる未来」**が近づいてしまうのです。
もし早い段階で売却していれば、固定資産税や管理費を支払う必要がなく、売却益を学費や貯蓄に充てられたケースも多くあります。
🔶 ③ 遠方管理による“見えない出費”が積み重なる
県外に住んでいる場合、管理のための出費が増えやすくなります。
- 帰省交通費
- 草刈り・庭木の剪定費
- 郵便物の処理
- 台風後の点検依頼
たとえば、年2回の帰省で1回2万円かかると10年で40万円。草刈りを年1万円で依頼すると10年で10万円。
固定資産税と合わせると、10年間で100万円以上を“空き家の維持だけに”費やしている計算になります。
🔶 ④ 放置するほど売却価格は下がり、負担は増える
築年数が増えるほど建物の価値は下がり、劣化が進むと建物としての価値が認められず、土地価格のみでの売却となるケースもあります。
つまり、
- 売却価格は下がり続ける
- 支払い続ける費用は増え続ける
という悪循環に陥りやすくなります。
思い入れのある家だからこそ、価値が残っているうちに判断することが、家にも家族にも負担の少ない選択となります。
🟦 一度立ち止まって考えたいこと
“あなたは納得していても、次の代はどうでしょうか。”
その不動産を引き継ぐお子様やご家族も、同じ気持ちで受け継いでくれるとは限りません。
相続は世代をまたぐ問題。今の判断が、次の代の負担を大きく左右します。
🟦 結論:思い出を大切にしながら、将来のお金も守る判断が必要です
- 固定資産税は確実に上がる
- 管理費用が積み重なる
- 解体が必須になる状態に至ることがある
- 売却価格は年々下がる
これらが重なると、10年で学費相当、30年で老後資金に相当する損失となるケースも珍しくありません。
思い出を大切にしつつ、**“家族の未来を守る選択”**を検討することが重要です。
❓【FAQ】県外の実家を相続した方からよくいただく質問
Q1. 県外の実家を放置すると、どれくらい費用がかかりますか。
A. 固定資産税・管理費・交通費などを合計すると、10年で100万円以上になるケースが多いです。
Q2. 荷物が残っていても相談できますか。
A. もちろん可能です。
残置物があっても査定や相談はできますし、片付けの見積もりも同時に行えます。
Q3. 遠方に住んでいても売却手続きはできますか。
A. できます。
鍵の預かり、オンライン相談、郵送対応などで現地に来られない方でも進められます。
Q4. 解体した方が高く売れるのでしょうか。
A. 状況によります。
老朽化が激しい場合は更地の方が売れやすいですが、建物付きの方が需要があるケースもあります。
Q5. 相続登記が終わっていなくても相談できますか。
A. はい、相談は可能です。
ただし売却には相続登記が必須なので、司法書士と連携して進められます。
Q6. 放置しても価値が下がらないケースはありますか。
A. 基本的にはありません。
築年数が増えるほど建物価値は下がり、劣化が進むと土地価格のみになることが多いです。
Q7. 空き家管理サービスを利用すれば放置しても大丈夫ですか。
A. リスクを減らすことはできますが、負担がゼロにはなりません。
固定資産税や管理費は発生し続けます。
Q8. 売却以外の選択肢はありますか。
A. あります。
賃貸活用、空き家管理、買取、リフォーム再生など、状況に応じた方法が選べます。
Q9. 家族が反対している場合はどうすればいいですか。
A. まずは“情報整理の場”として相談を利用するのがおすすめです。
売却を決める必要はなく、家族全員が納得できる選択肢を一緒に考えられます。
Q10. 相談だけでも大丈夫ですか。
A. もちろん大丈夫です。
「まだ決められない」「気持ちが整理できていない」という段階でも問題ありません。
🟧 早めの相談が、無駄な出費を抑える第一歩です
住まいるエージェント(株)萬屋では、倉敷市を中心に以下のご相談を承っています。
- 売却
- 買取
- 賃貸活用
- 空き家管理
- 相続登記のサポート
状況に応じて、最適な方法をご提案いたします。
📞 倉敷市の相続不動産のご相談は、お気持ちに寄り添いながら対応いたします
「思い出があって手放しづらい」「まだ売却を決めていない」そのような段階でも問題ありません。
ベテランスタッフが、お気持ちと状況の両面に寄り添いながら丁寧にサポートいたします。
ご家族皆さまでのご来店も歓迎しております。どうぞお気軽にご相談ください。
相続した不動産についてこちらの記事も読まれています。相続した家の悩みを解決・相続した土地の維持費が負担なお客様をサポート



土地物件
戸建物件
マンション物件
事業用物件