◇不動産コラム◇一般人でも競売物件は買えるけど…?萬屋が教える“気をつけたい落とし穴”
初回更新日:2026年3月28日
■ はじめに
「競売って、なんだか怖い」「一般の人でも買えるの?」
そんな声をよく聞きますが、結論としては
競売物件は一般の人でも購入できます。
ただし、ここからが本題です。
“買える”と“安心して買える”は別の話。
競売には、普通の不動産購入とは違う“クセ”がいくつもあります。
萬屋として、現場でよく聞く話を交えながら、
気をつけたいポイントをまとめておきます。
競売物件のいいところ(メリット)
相場より安く買える可能性がある
競売の魅力は、なんといっても 価格の安さ。
市場価格より低く落札されることも珍しくありません。
「掘り出し物に出会えた!」という声も実際にあります。
ネットで入札できる時代になった
昔は裁判所に足を運んで書類を提出する必要がありましたが、
今は オンラインで手続きができる仕組みが一部導入 され、
以前より参加しやすくなっています。
※オンライン入札の仕組みは、裁判所が公開している「不動産競売物件情報サイト(BIT)」の一般公開情報に基づく一般論です。
でも…一般人が落札するときの“現実的なリスク”
室内が見られないまま買うことになる
競売物件は、基本的に 内覧ができません。
つまり、
・傷み具合
・雨漏り
・設備の故障
・ゴミの量
こうした“中身”がわからないまま買うことになります。
「安く買えたけど、修繕費が想像以上だった…」
という話は、現場ではよく聞きます。
現況のまま引き渡し(壊れててもそのまま)
競売は “現況有姿” が基本。
壊れていても、ゴミが残っていても、
すべて落札者の負担です。
通常の売買のように「直してから引き渡して」は通用しません。
人が住んでいる場合もある
物件によっては、元の所有者や賃借人が住んでいることもあります。
その場合、すぐに使えない可能性があります。
※明け渡しの詳細は専門家の領域なので、ここでは一般論にとどめます。
落札後のキャンセルはできない
競売は、
落札=購入確定。
「やっぱりやめます」はできません。
勢いで入札すると後悔することもあります。
勢いで入札すると後悔することもあります。
追加費用が読みにくい
競売物件は、
・リフォーム費
・残置物撤去費
・登記費用
・固定資産税の精算
など、あとから費用がかさむことがあります。
萬屋としては、“安く買えた=得した”とは限らないという点を強く伝えたいところです。
情報が少ないまま判断するリスク
競売物件の情報は、
・3点セット
・外観写真
・周辺環境
などに限られます。
通常の売買のように詳細な説明や告知義務がないため、
情報不足のまま判断する必要があります。
萬屋としてのアドバイス
安さだけで判断しないこと
競売は“安く見える”だけで、実際は修繕費が高くつくこともあります。
周辺環境は必ず自分の目で見る
室内は見られなくても、周辺環境は確認できます。
・道路幅
・騒音
・近隣の雰囲気
・空き家の有無
これは後悔しないための大事なポイントです。
無理のない予算で入札する
競売はキャンセルできないため、余裕を持った予算設定が大切です。
まとめ|競売は“買えるけど慎重さが必要”な物件
競売物件は一般の人でも買えます。
ただし、普通の不動産とは違うルールが多く、注意点もたくさんあります。
- 内覧できない
- 現況引渡し
- 占有者がいる場合あり
- 修繕費が読めない
- キャンセル不可
こうした特徴を理解したうえで、慎重に判断することが大切です。
萬屋としては、「安いから」という理由だけで飛びつかないことを強くおすすめします。



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