◇不動産コラム◇【倉敷市】空き家が増えている今、街が動き始めている理由
初回更新日:2024年4月12日
倉敷で暮らしていると、「昔は人が住んでいたはずの家が、いつの間にか空いている」
そんな景色に気づくことがあります。
総務省の住宅・土地統計調査【2023年】では、倉敷市の空き家は 31,540戸。
2018年より 約5,500戸増 という、はっきりとした増加が出ています。
(出典:総務省「住宅・土地統計調査(2023年)」)
そして今は2026年。
人口構造や相続のタイミングがさらに進んでいるため、
実際の空き家数は、統計より増えている可能性が高い と考えられます。
ただ、数字が増えているからといって、「誰かが悪い」という話ではありません。
倉敷市はこの状況を受け止め、対策をしっかり進めています。
■ 1)倉敷市は“空き家の現状”を丁寧に把握している
倉敷市が公表している『空家等対策計画(令和4年度改定版)』 には、
市内の空き家の特徴や課題が細かく整理されています。
(出典:倉敷市「空家等対策計画(令和4年度改定版)」建築指導課)
特に目立つのは、
・空き家は市全体で増加
・郊外部(児島・真備・船穂)で増加が顕著
・相続後にそのままになっている家が多い
という点。
市は、空き家が“地域の構造として生まれやすい状況”にあることを理解したうえで、対策を組み立てています。
■ 2)行政が動いているのは、“困る前に手を打つため”
空き家が増えると、倒壊の心配や景観の変化、防犯面の不安など、
暮らしに影響が出ることがあります。
倉敷市が対策を強化しているのは、こうした問題が大きくなる前に、
「できることを整えておく」 という考え方があるからです。
■ 3)倉敷市が実際に進めている空き家対策
計画書を見ると、行政が“本気で動いている”ことが伝わってきます。
・空き家バンクの運用
・除却(解体)補助金
・改修補助金
・特定空家への指導
・相談窓口の整備
「空き家を減らす」だけでなく、“どう活かすか”という視点も含めて整えている のが倉敷市らしいところです。
■ 4)“すぐに動けない人が多い”ことも市は理解している
計画書には、「所有者の意識啓発が課題」という言葉があります。
(出典:倉敷市「空家等対策計画(令和4年度改定版)」)
これは、「空き家をどうにかしたいと思っても、気持ちや家族の事情が追いつかない」
という現実を、市も理解しているということ。
相続、家族の距離、気持ちの整理。どれも時間がかかるのが自然です。
倉敷市の対策は、“急かすため”ではなく、“必要なときに動けるように選択肢を整える”
という姿勢に近いものです。
■ 5)まとめ:倉敷市は「空き家と向き合う街」へ進んでいる
空き家が増えているのは事実。
そして2026年の今は、統計以上に増えている可能性もあります。
その中で倉敷市は、「どう守るか」「どう活かすか」 を考えながら動き始めています。
実家のこと、相続のこと、家族のこと。
どれもすぐに答えが出るものではありません。
気になったときに、少しずつ向き合っていけば大丈夫です。
最後に。
萬屋も倉敷市で暮らす一員として、空き家や相続のお悩みをそっと受け止める場所でありたいと思っています。
「相談してみようかな」と感じたときに、気軽に声をかけてもらえたら嬉しいです。



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