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◇不動産コラム◇新築が難しい時代に。暮らしやすさで選ぶ“築浅中古”という選択

初回更新日:2026年5月20日

 

〜数字で見る「なぜ今、中古が狙いめなのか」〜

 

近年の国際情勢・円安・物流停滞の影響で、住宅建築に必要な資材価格は大きく上昇しています。

国土交通省や建設物価調査会のデータでも、資材価格は10年前より30〜40%上昇しており、

「少し前の価格感では新築が建てられない」という声が現場でも増えています。

 

1. 建築資材価格は10年前より30〜40%上昇

 

国土交通省の「主要建設資材需給・価格動向調査」では、 木材・鉄鋼・セメントなど主要資材の価格が毎月公表されています。

建設物価調査会の「建設資材物価指数(2015年=100)」を見ると、

 

2026年4月時点の指数は約130〜140前後

これは、2015年比で約30〜40%の上昇を意味します。

 

資材価格は一度上がると下がりにくく、現在も“高止まり”が続いています。

 

2. 建築費全体も上昇

 

建設物価調査会の「建築費指数」でも、 労務費・設備費の上昇が続き、建築費全体が上がっていることが確認できます。

資材だけでなく、

 

・人件費

・輸送費

・設備機器の価格 も上昇しているため、新築価格は構造的に上がりやすい状況です。

 

3. 同じ仕様でも“数百万円の差”が出る時代

資材物価指数(約30〜40%上昇)から逆算すると、 同じ仕様の家でも、数年前より高くなるケースが一般的です。

「以前と同じ予算では同じ家が建てられない」という相談が増えているのも、このためです。

4. だからこそ「築浅中古住宅」が現実的

築5〜10年の中古住宅は、

  • 設備がまだ新しい(給湯器・キッチン・断熱性能など)
  • 外壁・屋根の劣化が少ない
  • 実際の住環境を確認してから購入できる
  • 新築より数百万円安いケースが多い

つまり、 “新築に近い快適さ”を“現実的な価格”で手に入れられる選択肢です。

5. 築浅物件が売りに出る理由は“家の問題”ではない

国交省の住宅関連調査でも、 転勤・家族構成の変化・介護など「生活事情による売却」が多いことが示されています。

家そのものに問題があるケースは少なく、 むしろ 状態の良い家が市場に出るタイミング と言えます。

まとめ:数字で見ても“築浅中古”は今の時代に合った選択

  • 資材価格:10年で30〜40%上昇(国交省・建設物価調査会)
  • 建築費指数:上昇継続
  • 新築価格:数百万円の上昇が一般的
  • 築浅中古:設備が新しく、価格は現実的

「新築にこだわらず、暮らしやすさで選ぶ」 そんな視点が、これからの住まい選びではより大切になっていく時代です。

 

【出典】

  • 国土交通省「主要建設資材需給・価格動向調査」
  • 国土交通省「建築着工統計」
  • 建設物価調査会「建設資材物価指数(2015年=100)」
  • 建設物価調査会「建築費指数」
  • 総務省統計局「住宅・土地統計調査」
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