◇不動産相続コラム◇【倉敷市】親と疎遠でも、不動産の相続だけは“放置しないでほしい”理由 気持ちと手続きは別
初回更新日:2026年3月15日
親と疎遠のまま大人になった方は、決して珍しくありません。
距離を置かざるを得なかった事情があるのは、とても自然なことです。
ただ、不動産の相続に関しては、疎遠でも「相続人」になる という仕組みだけは避けられません。
気持ちとは関係なく、法律上の親子関係が続いている限り、相続は自動的に発生します。
(出典:国税庁「相続税のしくみ」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4102.htm)
■ 相続を“無視”すると、不動産だけでも大きなリスクがある
① 空き家の管理責任が発生する
相続を放置すると、実家は自動的に「相続人全員の共有」になります。
その結果、
- 草木の越境
- 建物の老朽化
- 近隣トラブル
- 行政からの指導
こうした問題が、疎遠であってもあなたに届く可能性があります。
(出典:国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/akiya/)
② 固定資産税は毎年発生する
相続を放置しても、固定資産税は止まりません。
疎遠でも「相続人の一人」として課税対象になる可能性があります。
③ 他の相続人から突然連絡が来る
兄弟姉妹がいる場合、疎遠でも「相続人の一人」として必ず名前が出ます。
その結果、
- 実家の売却の同意
- 書類の署名
- 相続分の調整
こうした連絡が突然届くことがあります。
■ 「疎遠だから関わりたくない」人が取れる選択肢
ここからは、不動産会社としてお伝えできる範囲でまとめます。
① 相続放棄を検討する場合
相続放棄は 家庭裁判所で行う法的手続き です。
不動産会社では手続きそのものはできませんが、
- 固定資産税評価額
- 登記情報
- 不動産の現状
- 空き家リスク
- 売却の可能性
こうした “判断材料となる不動産の情報” はお伝えできます。
※相続放棄の可否や手続きは、司法書士・弁護士の専門領域です。
(出典:国税庁「相続放棄」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4104.htm)
② 不動産の価値を知っておく
疎遠でも、
- 実家がどれくらいの価値なのか
- 売れるのか
- 負動産になっていないか
- 管理にどれくらい手間がかかるか
これを知っておくと、“関わらない”という選択をした場合でも、後で困らずに済みます。
③ 必要に応じて、法律の専門家と連携して進められます
不動産の部分は私たちがサポートし、
法律の判断が必要な場面では、信頼できる司法書士・弁護士をご紹介しながら一緒に進めることができます。
疎遠という事情があっても、無理のない形で進められるように、
それぞれの専門分野で支える体制があります。
■ 倉敷市でも増えている「疎遠のまま相続に向き合う人」
倉敷市でも、
- 親とは距離を置きつつ
- 実家の相続だけ最低限対応する
- 相続放棄の判断材料として不動産の情報を集める
- 専門家と連携しながら進める
こうした“無理のない関わり方”を選ぶ方が増えています。
疎遠という事情を尊重しながら、必要な部分だけサポートすることも可能です。
■ まとめ|疎遠でも、不動産の相続だけは「放置しない」があなたを守る
- 親と疎遠でも相続は自動的に発生する
- 不動産は放置すると管理責任が発生する
- 固定資産税は毎年必ず発生する
- 相続放棄を検討するなら不動産情報が必要
- 法律の判断は専門家と連携して進められる
- 不動産会社は“判断材料”と“不動産部分のサポート”ができる
疎遠であることは、あなたが悪いわけではありません。
でも、不動産の相続を放置すると、“法律の仕組み”があなたを巻き込んでしまう。
だからこそ、気持ちと手続きを分けて考えることが、あなたを守る最初の一歩。



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