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◇不動産コラム◇離婚後の住宅ローンが払えないときに知っておきたい5つの選択肢

初回更新日:2026年3月24日

離婚後のご相談で最も多いのが、
「住宅ローンの支払いが難しくなりそう」 というお悩みです。

収入が減ったり、片方が家を出て負担が重くなったり、
共有名義のままローンだけが残ってしまうケースもあります。

本記事では、金融庁・国税庁・法務省など公的機関が公開している一般的な情報をもとに、
不動産会社として説明できる範囲で、落ち着いて整理できるようにまとめています。

🔍【1】まず最初に確認すべき3つのポイント

離婚後にローンが払えないと感じたら、
最初に“現状を正しく把握すること”が大切です。

● ① ローン名義は誰か
(単独名義/共有名義/連帯保証/連帯債務)

 

● ② 家の名義は誰か
(ローン名義と一致しているかどうか)

 

● ③ 残債はいくらか
(売却で完済できるかどうかの判断材料)
この3つが分かるだけで、選べる選択肢が大きく変わります。

 

🔍【2】選択肢①:家を売却してローンを完済する

 

最もシンプルで確実な方法です。

 

  • 売却価格 > 残債
    → 完済してスッキリ解決。

 

  • 売却価格 < 残債
    → 不足分を自己資金で補う必要あり。

 

離婚後は生活費が増えるため、「売却で完済できるかどうか」 の査定が最優先になります。

 

 

🔍【3】選択肢②:任意売却(残債が残る場合)

 

売却価格が残債を下回る場合、金融機関と相談して 任意売却 を選ぶことがあります。

 

メリット

  • 競売より高く売れる傾向
  • 残債の返済計画を相談できる
  • 生活再建がしやすい

 

デメリット

  • 金融機関の同意が必要
  • 信用情報に影響する可能性

“競売になる前にできる選択肢”として検討されることが多い方法です。

 

 

🔍【4】選択肢③:家に住み続ける(名義と支払いの整理が必要)

 

離婚後もどちらかが住み続ける場合、
ローン名義と家の名義をどうするか が重要になります。

● 住み続ける人がローン名義人

→ そのまま支払い継続が可能。

 

● 住み続ける人がローン名義人でない

→ 名義変更(借換え)が必要
→ 金融機関の審査あり
→ 収入が足りないと難しいことも

「住む人」と「支払う人」が一致しているかどうかがポイントです。

 

 

【5】選択肢④:リスケジュール(返済条件の変更)

 

金融機関に相談し、返済期間の延長や一時的な返済額の減額を行う方法です。

これは金融庁が公式に案内している「返済が苦しいときの相談方法」 に該当します。

 

メリット

  • 家を手放さずに済む
  • 一時的な負担を軽減できる

 

デメリット

  • 返済総額が増える可能性
  • 審査が必要

 

“今は苦しいけれど、将来的には支払える見込みがある”
そんなケースで選ばれることが多いです。

 

 

【6】選択肢⑤:競売(最終手段)

返済が長期間滞ると、金融機関が競売を申し立てます。

デメリット

  • 市場価格より安く売られる
  • 引越し時期を選べない
  • 残債が多く残ることがある

競売は避けるべきで、早めの相談が最も重要 になります。

 

 

【まとめ】

離婚後に住宅ローンが払えないときの主な選択肢は次の5つです。

  1. 売却して完済する
  2. 任意売却を選ぶ
  3. 住み続ける(名義と支払いの整理)
  4. リスケジュール(返済条件の変更)
  5. 競売(最終手段)

どの選択肢が最適かは、

  • 名義
  • 残債
  • 収入
  • 家族構成

によって大きく変わります。

離婚後の住宅ローン問題は、
「早めの相談」こそが解決の近道 です。

 

📚【出典(公的機関のみ)】

金融庁:住宅ローンの基本/返済が苦しいときの相談方法
国税庁:住宅ローン控除の一般的な取り扱い
法務省:民法(財産分与の一般論)

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